たくさん寝ているのに、日中眠くて仕方がないときがありませんか? その理由は質の良い睡眠ができていないからです。
質の良い睡眠というのは、どういうことをいうのでしょうか?
まず、眠りには二種類あります。聞いたことがある方も多いと思いますが、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」です。眠りの深さでいうとレム睡眠は浅く、ノンレム睡眠が深い眠りです。さらにノンレム睡眠の中には4段階の深さがあり、質の良い睡眠というのはこの4段階の一番深い時の睡眠のことをいいます。なぜならこの時に人の脳がしっかりと休むことができるからです。
質の良い睡眠をとるためには?
*カフェインやアルコールを摂りすぎない!
カフェインは寝つきを悪くするうえ、中途覚醒を起こしてしまいます。アルコールは寝つきを良くしますが、全体的に眠りが浅くなってしまい、睡眠の質が悪くなってしまいます。
*ぬるめのお風呂に入ってリラックスしましょう。
42℃を超える熱めのお風呂に入ると交感神経が刺激されるため、眠りが浅くなり質が悪くなります。逆にぬるめのお湯は交感神経の緊張を和らげる効果があるのです。
*寝る前に考え事をしない!
精神的なストレスがあると布団に入ってからもいろいろと考えてしまいます。これは交感神経を刺激する要因なのです。
*食事は早めに済ませましょう。
遅くとも寝る二時間前には夕食を済ませておきましょう。
質の良い睡眠で得られるメリットとは?
*記憶力アップ……脳は覚えたことや出来事の記憶を寝ている間に整理します。
*ダイエット効果……食欲を司るホルモンと食欲を促すホルモンのバランスが取れていきます。
*美肌効果……睡眠中に多く分泌される成長ホルモンの活動が高くなるため、肌のターンオーバーや細胞の活動が活性されます。
*疲労回復……寝ている間に分泌される成長ホルモンが、カラダの細胞の新陳代謝を促し、日中の活動で傷ついた皮膚や筋肉などの機能を修復します。
自分なりにできることをして睡眠の質を高め、毎日の生活を快適に過ごしましょう! ただ、眠ることに対してあまり神経質になりすぎても、余計に眠れなくなりそうなのでご注意を。