衛生管理

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熱湯? それともアルコール? キッチンの衛生管理を見直そう

 

梅雨から夏にかけては、湿度も気温も高い時季。

キッチンの衛生管理にいつも以上に配慮が必要ですよね。

それでも作り置きの食品が傷んだり、保存食にうっすら白カビが生えてしまったり…。

食材、手指、調理用具に食器や保存容器まで、きれいに洗って、水気をしっかりとふき取る以外に有効なのが、積極的な”殺菌”です。殺菌効果のあるハンドソープで手指を洗い、流水で(場合により食品用洗剤で)食材を洗う。包丁やまな板などの調理用具、皿、保存容器などは、熱湯消毒、またはアルコール消毒を行うというのがその具体策。

 

熱湯消毒とは

熱湯の熱で殺菌する消毒方法です。熱湯に浸けるだけ(ゴム製の製品、または一部ゴムを使った製品など)、または大きな鍋などに満たした水に沈めて火にかけ沸騰後しばらく煮沸する(耐熱性のガラス瓶や金属製の容器、フタなど)ことで殺菌します。

なお煮沸するのが面倒という場合は、消毒したい容器を洗った直後に濡れたまま電子レンジにかけるという方法も、簡易版として活用するといいでしょう(電子レンジOKな製品に限る)。

 

アルコール消毒とは

アルコールで殺菌する消毒方法です。高濃度のアルコールをスプレーすることで殺菌します。

きれいに洗ってしっかりと水気をふき取った後にスプレーするほか、熱湯(煮沸)消毒後に併用することでより確実に殺菌するという活用法も。

 

その他の消毒方法~日光消毒~

日光の紫外線で殺菌する消毒方法です。水分を吸い込み保持しやすいまな板などは、日光に当てることで、しっかりと乾燥させることができるというメリットも。

 

その他の消毒方法~塩素系漂白剤消毒~

塩素系漂白剤で殺菌する消毒方法です。規定の濃度に薄めた塩素系漂白剤液に浸して殺菌します。

 

夏はもちろん秋に向かうこれからの季節でも、シンクなどからの水分や、調理による熱などから、湿度や温度が高くなりがちなキッチンの衛生管理を、夏場の教訓を機会に一度しっかり見直してみては。

 

 

・食品および食品添加物のみを原料とした『アルコール製剤』