芒硝 お風呂 活用

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芒硝(硫酸ナトリウム)でいつものお風呂がもっとポカポカに!

 

普段から入浴剤でお風呂を楽しまれている方へ、あるいは入浴剤を使っていないという方もぜひ入っていただきたいのが「芒硝のお風呂」。ご家庭でもサッと簡単に作れます。身体の血行が良くなり、毎日のお風呂タイムが健康維持につながりますよ。

 

芒硝とは? まずはその成分を知ろう

「芒硝」って聞きなれない単語ですよね。初めて聞いた、という方も多いと思います。これは硫酸ナトリウムの別称で、ほかにも、鉄、ケイ素、アルミニウムなどの成分が含まれています。
血液の流れをスムーズにする手伝いをしたり、関節の痛みを和らげてくれることもあります。「膝の関節痛にはコンドロイチンを摂取するといい」とテレビなどで見たことがあると思いますが、実は、コンドロイチンの正式名称は「コンドロイチン硫酸ナトリウム」。芒硝は漢方として服用する場合もありますが、まれに下痢や腹痛などの副作用もあるため、小さいお子様や妊娠中の女性にはお風呂で体の外からあたたまることをおススメします。

 

芒硝温泉って知っていますか?

芒硝温泉(芒硝鉄泉ともいわれる)は、温泉の中でも非常に珍しい泉質だそうです。芒硝泉(硫酸イオンが豊富)・含鉄泉(鉄分が豊富)・含塩化土類泉(ナトリウム・カルシウム・塩化物)の三つの特徴をもつ源泉として国内では非常にまれなものです。冷えは万病のもととも言われるくらい体を冷やすことはよくありません。その逆で、身体を芯から温めることは、万病を治すことにつながるのかもしれません。
お家でゆっくりお風呂もいいですが、ぜひ国内の「芒硝温泉」をチェックして、たまには旅行がてらゆっくりつかって温まってみてはいかがでしょうか。

 

家庭で楽しめる芒硝のお風呂

ところで、なぜお風呂に芒硝を入れるといつもより身体が温まるのでしょうか。芒硝に含まれる塩が皮膚の表面のタンパク質や脂肪と結合して、「錯塩(さくえん)」と呼ばれる膜を肌の表面に作ります。この膜が、身体から熱が放出するのを防いでいるという説が有力のようです。
そこで、家庭でも簡単に作れる「芒硝のお風呂」をご紹介します。いつも沸かすお湯(約200リットル)に芒硝小さじ1、重曹大さじ3を入れるだけ。重曹には体を温めてくれると言われているため、まずお風呂で身体をしっかり温めた後、芒硝にその熱の放出を防いでもらいます。
この「重曹でしっかり温め、芒硝で保温する」ということが、身体を芯から温めてくれるお風呂タイムに繋がるというわけです。

 

お風呂以外の芒硝の使い道は?

芒硝を毎日お風呂に入れるとしても、1回の使用量は小さじ1程度。「お風呂のほかに使い道はないかしら」という方に、芒硝のいろいろな使い方をご紹介します。
・洗濯槽の掃除に…洗濯槽の中って、あまりじっくり覗き込まないですよね。実は黒カビでいっぱいなのです。芒硝で簡単にカビをすっきり落としましょう!
まず、40~50℃くらいのお湯を洗濯槽の高水位まで入れます。そこに芒硝(10Lに対し約100g)を入れ、3分間ほど撹拌してよく溶かしてから1~2時間放置します。放置後また3分間ほど攪拌して脱水、その後すすぎ・脱水を2回ほど行います。一度で汚れが取りきれない場合は、同じ作業をもう一度繰り返します。ただし、これは縦型全自動洗濯機にのみ使える方法です。
・浴室の黒カビ落としに…浴室のタイルの目地が黒くなっていると、入浴中も気になってしかたないですよね。これも芒硝で落としてしまいましょう。
ぬるま湯500ミリリットルに小さじ1程度の芒硝をよく溶かし、使わなくなったハブラシなどで、気になるところに塗ります。塗ったらしばらく放置します。その後、水をかけながら優しくこすり落とします。さらに仕上げに消毒用エタノールをスプレーしておくと、新たなカビ防止になるそうです。ぜひ試してみてください!
 

 

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