そもそも痛風って？ 何が原因で起こるの？
痛風は尿酸が体の関節などにたまることで発生する代謝異常疾患で、いまや糖尿病と並ぶ生活習慣病です。
尿酸は遺伝子を構成しているＤＮＡとＡＴＰ（エネルギーのかたまりのような物）が分解されることでできます。通常たまった尿酸は排出されるのですが、体が尿酸を作りすぎたりうまく排出できなくなると体に尿酸がたまってしまいます
体の中に増えた尿酸は関節などで結晶になり、その結晶を白血球が排出しようとして炎症が起こります。それが痛風なのです。
痛風の名前の由来「風が当たっただけでも痛い」というのはその結晶の先端がチクチクと刺すのでちょっとのことで痛いのです。
クエン酸と痛風の意外な関係
痛風の痛みの原因となる尿酸を作り出す過程でクエン酸サイクルが関係していることが発見されました。痛風の方がクエン酸を摂取するといいことがたくさんあるのです。
クエン酸は摂取すると体でアルカリ性に変化します。痛風の時の尿酸は強いアルカリ性のことが多いので尿酸は尿中に溶けにくいのですが、アルカリ性になったクエン酸が尿中に溶けやすくしてくれ、結果的に尿酸が排出されやすくなるのです。
尿酸が減ると痛みが緩和され、体も楽になりますね。また、クエン酸の効果で乳酸の除去や体を弱アルカリ性に戻す働きも期待できるので、痛風に悪いものを避けるのと一緒にクエン酸をとるといいかもしれません。
痛風をちょっとでも良くするために！ クエン酸と相性のいい食べ物
クエン酸が効率よく体で働くために必要なのがビタミンＢ群です。
とくにビタミンＢ１はクエン酸を働かせてくれるカルボシキラーゼという酵素の働きを助けてくれるのでより効果的です。
そんなビタミンＢ１は豚肉やうなぎに多く含まれています。豚肉ならば、ヒレ肉・もも肉・ロース・生ハムが良いでしょう。そしてその時のワンポイントはニンニクも一緒に摂るということです。
そのほかにもビタミンＢ２を含むレバーも効果が期待できますが、レバーは好き嫌いがあるので、そんな方にはアボカドやモロヘイヤがおすすめです。
痛風のお父さんにもさっそく教えてあげよう！
痛風の人は痛みを避けるために食べてはいけないものの知識は割と持っていますが、食べたほうがいいものまでは気が回らない方が多いような気がきます。
お父さんなどもしも身近な人に痛風の人がいたら、食べてはいけないものの他にも摂取した方がいいものを教えてあげましょう！
痛みが少しでも和らげばその人もきっと喜んでくれるはずです。
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