畳

家事

housework

畳は日本人の心です。意外と知らない畳のお手入れ方法。

東京オリンピックが決まってから、ますます外国の方が日本へ興味を持つようになりました。なかでも日本独自のもの、「畳」が海外で人気になっています。
匂い、絨毯にはないぬくもり、その機能性が、海外で”COOL”と評判なのです。

 
世界でも注目されている畳の機能性とは、フローリングにはない「断熱性」、「保湿性」です。

い草は細い繊維植物ですが、内部に空気をたくさん含んでいます。また芯材の「ワラ床」は、40cmほどの厚さに束ねたワラを5cmほどまでに圧縮して作られたもので、ワラ自体にもやはり空気をたくさん含んでいます。

この空気が熱を伝えにくくしてくれるため、夏は暑くなりすぎず、冬は冷たくなりすぎず、という快適な状態を作ることが可能なのです。
 
 

畳を長く使うためのお手入れ方法は

この畳の機能を長持ちさせるためにも掃除方法が重要です。正しい掃除方法は次の2つです。

(1)掃除機は畳の目に沿ってゆっくりかける
目に沿ってかけない、強く掃除機を当てる、などは畳を傷める原因になります

 
(2)汚れを落とす時は、基本は乾拭き
畳は水に弱いので水拭きはNGです。汚れがあるときは、強く絞った雑巾でふいてから乾拭きです。
 
 

畳の定期的なメンテナンスとは?

自然素材で作られているため、どうしても経年劣化は避けられませんが、大きく分けて3種類のメンテナンス方法があります。
 
(1)裏返し
表面のい草のゴザの部分(畳表)を裏返しにします。縁は新しいものに交換します。使い始めてから3年~4年くらいが裏返し時期の目安です。

 
(2)表替え
6年~7年ほど使ってきて、汚れが目立ったり、畳表が擦れて白っぽくなり、ささくれがあるような感じがしたら表面のゴザ(畳表)を新しいものと取り替える「表替え」をします。表替えでは、畳の中心部分(芯)だけは再利用しますが、見た目は新品同様になりますよ。

 
(3)新畳
畳の上を歩いたときにフカフカとへこむような感じがしたり、畳と畳の間にすき間ができていたら、新しい畳に交換するタイミングかもしれません。

 

ご自宅にある畳をいま一度点検して大切に使っていきたいですね。
 
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